事例

セックス 漫画​

東洋船舶株式会社様

事業内容:

  • 船舶の用船仲介、運航サービス
  • 船舶の建造監理、技術コンサルティング
  • 中古船船舶の売買仲介
  • 舶用機器の販売・サービス
  • ファイナンスコンサルティング

 従業員数:181名


東洋船舶が目指す真のDXの姿とは
~「全社員IT武装化」実現に向けた取り組みに迫る~

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東洋船舶株式会社 コーポレート本部 DX経営戦略部 部長 轟 裕治 様

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東洋船舶株式会社は、船舶関連ビジネスのソリューションプロバイダーとして、国内シェアトップクラスの用船仲介サービス、中古船売買仲介サービス、舶用機器販売サービスを中心に、技術コンサルティング、ファイナンスコンサルティングなど広範なネットワークと豊富なノウハウに基づき、多面的かつ専門的なサービスを提供しています。

リンプレスは、同社の「全社員IT武装化」実現に向けた取り組みの一環として、2024年3月に「企画研修」 「プロジェクトマネジメント研修」を実施いたしました。

今回は、本研修の実施に至った背景や今後の展望について、DX経営戦略部 部長の轟様にお話を伺いました。

※本件に関するお問い合わせはこちらからお願いします。東洋船舶様へ直接のご連絡やお問合せはご遠慮ください。

情報システム部門の役割を「仕組み作り」へシフト


ーまずは所属部署の役割や担当業務について教えてください。

轟様:当社の「DX経営戦略部」は、2023年4月に発足した新しい部署になります。

もともと当社には情報システム部門と経営企画部門が別々の部署として存在していましたが、昨今、企業を取り巻く環境が激しく変化する中、ITを経営の軸とし、デジタルトランスフォーメーションを推進、強化するために両部門を統合する形で当部署が新設されました。

「情報技術」を戦略的に活用し、経営そのものをITによって進化・変革することが、まさに"DX経営"であると考えています。
我々はもともと両部門が持っている役割を融合させ、このDX経営を戦略的に進めるという重要な役割を担っています。

主な業務としては、IT/DX戦略策定、社内システムの企画・構築、保守運用、ヘルプデスクといった情報システム業務と、全社事業計画の取り纏め、経営会議や取締役会の運営、稟議統括、業績管理、内部統制の維持・強化等の経営企画業務があります。

さらには、両部が統合したことにより、経営の意向を実現する新たな仕組み作り、会社運営の仕組み改革、全社の生産性向上、これらの推進を担っています。

ーリンプレスに依頼する前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。

轟様:これまで当社では、情報システム部門に対して『とにかくどうにかして欲しい!』といったような問い合わせが全社から寄せられていました。それらの問い合わせに対して、私たちは現場部門へヒアリングし、現状を分析、課題を明らかにし、必要なソリューションを提供してきました。

今まではそれで回っていたのですが、会社規模や事業規模が拡大し、さらに新規事業が増えてくるにつれて情報システム部門の負担も徐々に増えていき、スピード感のある対応が難しくなってきました。

そこで、事業の根本を分かっている事業部門が自分たちの力で、現状を分析し課題を洗い出し業務プロセスを構築・改革していくことが重要と考え、情報システム部門はその仕組み作りをする役割へシフトするために、「全社員IT武装化」というコンセプトのもと取り組みを始めました。

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現場部門が自ら業務改革に必要な知識を習得する


ー「全社員IT武装化」という取り組みについて詳しくお話を伺えますでしょうか。

轟様:この「全社員IT武装化」という取り組みのスタートは、当時の社長から『どうしたら東洋船舶がIT/DXに強い会社と胸を張って言えるようになるか』と言われたことがきっかけでした。

それを数か月かけて検討を重ね、最終的には全社員がITを活用して自分たちの業務を変えていく力、即ち"業務プロセス構築力"を組織として獲得することが必要だという結論に至りました。

また、当社では、DX経営の柱として「企業文化・風土の変革」「生産性の向上」「データドリブン」という3つを掲げています。

このDX経営を推進していく上で、当社の資産・リソースとしてもっとも重要なものは"人"と"情報"です。これらを組織的に有効活用していくことで、既存事業の改革や新しい事業の創出に結び付けていきたいと考えています。

そのためにも「全社員IT武装化」を推進することで、これまでのように"とりあえず情報システム部門に聞いてみよう"や"情報システム部門が何とかしてくれるだろう"という状態から脱却し、"自ら業務プロセスを構築できる力、改革できる力"を身につけていただきたいという想いがあります。

AIなど流行りのテクノロジーをはじめ、どんなに良いシステムやツールがあったとしても、自分たちの業務プロセスにITを組み込めないと意味がありません。

事業の根本を理解している現場自身が業務を変えることへの抵抗がなくなっていく、つまり『自分たちで業務をどんどん変えていこう』と社員の意識や行動が変わっていくことで、その結果として生産性が向上することを期待しています。そして従来できていなかった既存事業の改革や新規事業の創出に取り組んでいただきたいと考えています。

そのために我々の部署としても、必要な"情報"を常に使える状態にしておく、判断に資する情報が見たいときにすぐに見られる状態にしておく、といったデータドリブンな組織・環境づくりをサポートしていきたいと考えています。

ーリンプレスに研修を依頼するまでの経緯を教えてください。

轟様:「全社員IT武装化」という名のもと、どのように社員に"業務プロセス構築力"を身につけていただくか本当に時間をかけて考えました。

その中で、"業務プロセス構築力"を身につけるためには、まず基礎的な能力として"概念化力"が重要、つまり事象の抽象化や具体化をしたり、構造的に物事を捉えていく力が特に必要、という結論に至りました。

ただ、そういった"業務プロセス構築力"というのは座学で勉強しても、実際の業務で活かせるかというとなかなか難しいと思います。
そのため、各部門から、自分たちの身の回りの業務における日々の困りごとを題材にして、業務改革を実践していただこうと考えました。

ただ、現場社員の多くは、我々のように普段から課題分析や業務プロセス改善を業務として実施していないので経験がない方ばかりです。そのため『そもそも課題分析をする方法がわからない』や、『分析はできたものの、それをプロジェクト化して推進していくやり方が分からない』という状態でした。

そういう方々に実践的なスキルを身につけてもらうためには、業務を可視化して課題を抽出するまでの「企画」と、その後のプロジェクトを遂行するための「プロジェクトマネジメント」の2つを知識・ノウハウとして身につけていただく必要があると考えました。

ここまでお話しした当社の考えや「全社員IT武装化」のコンセプトをもとに、リンプレスに相談したところ、既存の研修をカスタマイズして、我々の意向に合うような"実践"を重視した研修を作り上げてくれました。そこで、本研修を今回の「全社員IT武装化」の中核に据えようとしたわけです。

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要望に合わせて柔軟にカスタマイズできたことが導入の決め手に


ーリンプレスの研修を選んだ理由や、導入の決め手となったポイントを教えてください。

轟様:本取り組みの研修では「企画」と「プロジェクトマネジメント」をテーマとし、いくつかの研修を比較検討しましたが、リンプレスが提供している既存の研修カリキュラムが活用できそうだと感じました。

企画研修では、我々が思い描くような現場社員自ら業務プロセスを理解して、真の課題をそこから導き出す方法・スキルが身につくだろうと考え、またプロジェクトマネジメント研修に関しても、単に"プロジェクト管理技法"を学ぶのではなく、様々なステークホルダーとともにプロジェクトチームを前に進めていく"推進力"を身につけていただきたかったので、そこがしっかりと伝わる内容だと感じました。

あとは、我々からの要望をもとに、既存のカリキュラムを柔軟にカスタマイズしてくれたことも決め手となりました。

講師の方々とは、約3か月かけてカリキュラムを何度も検討したのですが、そもそも我々が考える「全社員IT武装化」というものを理解していただけるか、最初は少し不安でした。

それでも打合せを何度も繰り返していく中で、我々が求める"現場部門に対して実践の場となる研修を実施したい"という要望にも賛同いただき、そしてそれをオリジナルの研修として形にしてくれた点が大きかったと思います。

最終的には、この内容であれば我々が考える「企画」と「プロジェクトマネジメント」の研修ができる、ということで実施を依頼させていただきました。

ー今回の研修の実施効果や参加者の反応について教えてください。

轟様:今回の研修は、営業部門や管理部門など各現場の業務改革推進リーダーを選抜して実施しました。

そのため、ITに関する知見やノウハウを持った方ばかりではないので反応は様々ですが、業務プロセスの構築に向けた課題分析の仕方やプロジェクトの推進方法など、新たな気づきを得ることができたという声をいただきました。

目に見えて変わった点としては、今回の研修にも参加していただいた業務改革推進リーダーが新人に業務を教えるにあたって、自ら業務フロー図を描いて説明していたこともありました。

また、今回は複数の部署のメンバーが一緒になって研修を受講したので、参加者間の「共通言語」ができた点も良かったと思います。
現場から『なぜシステムを作るまでにここまで時間がかかるのか』と言われることもなくなりましたし、そういった意識や行動面での変化もあると思います。

我々もオブザーバーとして参加して非常に良い研修になったと思っており、これまで他社に実施していただいた研修とはまた違った気づきがありました。

ただ、今回の研修の目的は「全社員IT武装化」の中の1ピースでしかないので、本当に成果があったのかは今すぐには分かりません。「全社員IT武装化」というこの取り組みを数年かけて続けたときに初めてそこで成果があったかどうか分かるのだと思います。そのため、我々としてもその時に確りと成果に繋がるように継続的に研修を実施していきたいと考えています。

また、今回研修を受けた人数は全社員のうち20%程です。今後これを会社全体に広げていき、社員全員が企画やプロジェクトマネジメントのノウハウを持つことで、それこそまさに「全社員IT武装化」に繋がるのだと考えています。そういった意味でも今回の研修は、はじめの一歩となったと思います。

「全社員IT武装化」実現に向けたパートナーとして継続的な支援に期待


ーリンプレスの研修はどのような企業におすすめですか。

轟様:よくありがちなのが「社内資格を取っただけでなかなかDXが進まない」といったケースがあると思います。ひとつの指標として資格取得を推奨することは良いのですが、本当の意味でDXを推進していく人材には実践の場が不可欠だと考えています。

そういった実践までを見据えた人材育成を考えている企業にはリンプレスの研修は選択肢の1つだと思います。

ー今後の展望やリンプレスに期待することを教えてください。

轟様:DX経営の柱として「企業文化・風土の変革」「生産性の向上」「データドリブン」という話をしましたが、それらを実現していくためのスタート地点に立っていると思っています。

今回の研修を受けた方々をはじめ、現場自ら業務プロセスを構築できるように意識を変えていくことで、生産性向上や既存業務の改革、新規事業の創出に、会社全体で取り組んでいきたいと考えています。

そのため、リンプレスには今後も我々とともに「全社員IT武装化」を実現するための研修を作り上げていってほしいと思います。

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(取材・文/森田 晋之介)

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